101 それでもまだレストアは続く

このようになだらかに削り込んだ状態を「フェザーエッジ」と言います。
塗装面のライン出しの際、フェザーエッジが上手に出来ないと仕上げても非常に見栄えが悪くなります。
と、話してから言うのもなんですがその為に削ったのではありません。
これを見れば今までに何回補修したかが分かるので少し大げさに削ってみました。
中央に見えるグレーの部分が純正の下地塗料です。
その周りに小豆色、これが新車時に塗装された純正色になります。
そしてさらにその周囲にあるねずみ色は、これはクリアーです。
と・・・言う事はです、ここまでで元々の塗装はおしまいになりますよね。
その周りを見てみると小豆・クリアー・小豆・クリアーとなっているのがわかりますか?
要するに購入後この部分は2回補修塗装されていると言う事なのです。
しかも所々に塗膜欠陥を出しながら・・・
で・・・こう言う事です。
全部剥がさないと危険すぎます。
ここもようやくそこそこのラインが出たのでいい加減諦めてパテに移ります( ̄ω ̄;)
散々剥がしてまたパテを盛るのは少々無意味な気もしますが、旧車を見ていると、大体塗装が駄目になる原因は、古いパテが割れてその隙間に水が浸入して内側から錆びる、と言う悪循環なので剥がして現代のパテに切り替えることは結構重要な事なのです。
現にこの車もテールランプ付近はそれが原因でサビが進行していました。
やっとでここにもパテが盛れる・・・・(T_T)
しんどかった、倦怠期になりそうでした・・・・
少なめに盛りたいのは山々ですがそれでもこんなになってしまいます。
見てる方もつまらないでしょうが、更新してる僕もつまらないです。
コマ送りみたいでしょ、これでもパテだらけになりながら何度も削って盛ってを繰り返してます、早く次に進みたい、問題はこんな所じゃないはずだ(・∀・*)